バックパックと旅に出る ~ヨーロッパ横断+ワーホリinウィーン~

26歳女の1人旅ブログ。バックパッカーになってヨーロッパ横断⇒その後ウィーンでワーキングホリデー!旅模様・生活模様をつらつら書いていきます。旅のお役立ち情報も載せていきたい( ・ω・ )

《大ハプニング発生》「十字架の丘」に置き去りにされた私の、奇跡みたいな出会い

これは十字架の丘に行った際の、大ハプニング編です。
前もって言っておきますが、

すごく長いです!!!!

十字架の丘に行くまでの話と説明は、また別記事で書きますが、
とりあえずこちらの話を先に書きます。


こちらは、十字架の丘
たくさんの祈りが捧げられたであろうことを思うと、心がぎゅっと捕まれました。



名残惜しいけど、そろそろ帰ろう。

バスの時間は19時3分。


さあバスに乗るぞ!
ちゃんと30分前にバス停に…

……え?

は?

駅でもらった時刻表と違うやんけ!!


はいいいいいいいいいい?!!??!!!!?
え、こんなことある?

「私が乗ろうと思ったバスの時刻だけが、ピンポイントにずれてるんだけど!!!」

とりあえず、念のため取っておいた
シャウレイ→リガのバス時刻を確認。

20時15分の市バスでも、リガまでの終バスは22時だし帰れるか…。
0時すぎるけど…

でもあと1時間あるし…



ちょっとでも歩けばバス代が安くなる…





歩くか!!!!!!






道は一本道。
バス停のポイントをチェックしながらてくてく歩いてやりましたよ。
ええ!



途中で人に道を聞いて手を振ったり、稲穂の道を景色を見ながら歩いたり
「あー、こんなのもありかも」
と思って、随分歩いた1時間後…


1時間後…



え?



バスが、追っかけてこない……!!!!!



なんで?なんで?え?なんで?
この一本道で来ないはずない&来たときこの道通ってたのに?!!?



ここで唐突に余裕をなくして焦り始める。


こんな田舎でWi-Fiも言語も通じない、
ここでバスに乗れなかったら



私は、やばい!!!!!(焦)



とにかく片っ端から現地の人に、通じない英語で時刻表の文字やら撮ってきたバス停の写真やらを見せて「ここに帰りたい!」と身振りで伝える私。

おばあちゃん「○✕▲※☆○!!!!」
私「???????(;_;)」

だめだ!おばあちゃんの言葉がわからない!

次に聞いたのはおじいちゃん
おじいちゃん「□●☆※▲▽BUS21!!!」
私「!!!!!!!」

わかった!
いや、なんかわかんないけど、きっと21番のバスに乗れって言ってる!


通じあった!!!

( ;∀;)


と!そのとき!
ちょうどおじいちゃんの後ろから21番のバスが!
え、やばい、喋ってる場合じゃない!乗らなきゃ!!!

とおじいちゃんにセンキューセンキュー
いって、道路に飛び出して、ガンダッシュしてバスをおいかける私。

おじいちゃんめっちゃ叫んでた…
多分「危ないよ!」って言ってたんだな…
ごめんよ…
車にもめちゃクラクションを鳴らされて、
ソーリーソーリー!と謝りながらダッシュ

無事21番のバスに乗ったわけですが…

バスの運転手に
「ここ行く?」
とバス停の写真を見せると、NO!!!!


え?、あ、、、え?


泣きそうになってると


「YES!go to busstation!」

と、座ってるお姉さんが…!!!

あ、え、英語だ…
英語だ…

( ;∀;)

いや、私そんな英語バリバリ喋れるわけじゃないんだけど、
言葉がわかる……!!!しかも行くって行ってる!!

21番のバスは、行きに使ってたバスと違いすごくハイテクでした。
やっぱり、あの市バスの20時のバスは存在しないんや…。
そして、無事1€でバス停に戻ってきた私。


しかし…


…………え?


チケット売り場が、閉まってる


顔面蒼白。


なんで?終バスが22時にあるはずじゃ…?
困ってバスの人に話しかけまくると

「リガへのバスは、20時で終わりよ!今日はもうないわ!」


嘘やろ…。


あ、


ほんとや。


私は何を思ったか、リガへの「到着時間」を「最終出発時間」と勘違いしていたみたいです。

つまり、

誤った記載がされた、19時3分。
のバスに乗ろうと思ってた時点で、リガには帰れなかったのです。

もはや誰を恨んだらいいのか…。
早起きしなかった&外国の時刻表を疑わなかった私が悪いのか…。


とりあえず次のバスは


2時20分(am)


ここのスーパーは23時で閉まる。
こんな田舎で何もない&治安の悪い場所に、3時間外にいるのは流石にまずい。

終バスがないことを教えてくれたお姉さんにも
「外は危ないから絶対いちゃだめ!」
と言われ、ホテルを探すことに。

しかし…

ホテルが、見つからない…。
いや、多分ある。多分あるんですが、
ネットに乗ってない&夜中にチェックインできない。(この時点ですでに22時)


仕方ないのでスーパーの買い物客に、地元のホテルを聞くことに。

ちょっと高くてももう仕方ない。
安全には変えられない!
と思いました。


しかし、

地元の人が教えてくれたホテル、なんと


潰れてました。


(・∀・)


こんなことあります…?
なんとかしよう!
と思って練り直す計画が、ことごとく潰されていき、

私はもはや恐怖でした。

まだ、底があるんじゃないかと。

そう、

おいはぎor連れ去りor

最悪、

死…。

いや、これ本気で泣きそうでした。
まじでどうする?
マックもないし、24時間営業の店もない。


でも実は私、1つだけアテがありました。


結果的に潰れてたホテルを目指してた道中、1軒だけ小さいバーを見つけたんです。

次のバスは午前2時。
チケットは窓口で買えなかったので、ドライバーとの直接交渉しかない。

すべてが一か八か。
ですが、もう行くしかない!


バーに入り、
まず
「ホテルを探してる!」
とカウンターのお姉さんに1言。
「向かいがホテルだよ!」
と教えてもらい、一旦向かうもやっぱり玄関が閉まってて電気もついてない。

再びバーに戻って、
「この店何時まで?」
と質問。
そこから
「何かあったの?」とお客のお姉さんも加わって(英語ペラペラ)、事情を説明。

リガからシャウレイに来たこと。
最後のバスを逃してしまって帰れないこと。
次のバスは夜中の2時ということ。
チケットはドライバーと交渉しなければならないこと。
探し回ってもホテルが見つからないこと。
閉店までこのバーにいさせてほしいこと。


そしたら

「OKOK!じゃあ2時までこの店にいていいよ!!!」



!!!!!!



ああああああああああああ
女神…女神が二人降臨なされた!!


まじで、
まじで安心して体の力が抜けました。

最悪、頭からフード被って丸まってバス停にいようと思ってましたから!!!


とりあえずお酒を注文して、女神二人と写真。


お客のお姉さんは翻訳者の方らしく、ヨーロッパのいろんな言語が話せるみたいです。
この人がすごく親切で……
1時くらいに「ケバブ買いに行こう!買ってあげるから!」と言われ、みんなでケバブ屋さんに。
ケバブ買ってもらいました(;_;)

お店は1時までだったみたいで、その後お店に鍵をかけてみんなでケバブパーティ。
(男のお客さんが仲間入り)


まじでありがたい…。泣きそう…。


ショットも飲みました。


そして2時になり、お別れのとき。
お店のお姉さんは家が遠いので帰らなきゃとのことでお店の前でお別れ。
お客のお姉さんとお兄さんは、2人でバス停まで送ってくれたのですが……


「交通費は私がだすから!」

「?!!!?!!????」

「なんで?!だ、だめだよだめだめ!!自分で出すよ!お金持ってるし!」

「いいのよいいの!私が日本に行ったときはよろしくね☆」

ほんとに

ほんっっっっっっとに、涙が出そうでした。
なんでこんな親切にしてくれるの…。
私はもうあのバーで、お姉さんに出会えただけで救われたのに、
なんでケバブ買ってくれて、交通費まで出してくれるの!!!

最後にきつく抱き合って、キスして別れました。

私の4年ぶりのキスの相手は、女の人でした。


そしてバスに乗ってリガへ。

リガへ…

ここで、私以外の全員がひとつ前のバス停で降りるという自体が発生し、再び焦りだしましたが…

無事につきました。(at 4時半)
朝日がきれいだ!!!



( ;∀;)




シャウレイは基本的にリトアニア語しか通じません。
それなのに、たまたま1軒だけ見つけたバーで、親切な英語の話せる女の人に出会って、


とんでもなく、奇跡みたいな体験でした。


私は本当に運が良かった。
そして、人に恵まれてます。
自分も誰かに返していかなきゃ、と心底思いました。


でも本当に危険だったので、


皆さんは絶対にこんな目に合わないでくださ
いね!!!!

紙の「時刻表」は絶対信じないでください。
バス停の下に書いてある看板の時間を必ず確認すること、
そして
リガへの終バスは20時15分です!!!!


それさえ抑えてれば、無事に日帰りで行けるはずです。

ホテルに戻ると、ビルの鍵が閉まってるという事態が発生しましたが、
奇跡的に1階のマックにいた同じホテルに泊まる人が、ビルの開け方を教えてくれました。

まじで今日は事態と奇跡が交互に起こってるな。


明日は多分、昼まで爆睡です…。
もうシャワーは起きてからでいいや…



それではまた次回

なつみ(๑˙❥˙๑)