さて、ここはどこでしょうか
そうです！
すでにタイトルでネタバレしておりますが、
ここはスイスのジュネーヴという街です！！！
実はこのジュネーブで、この旅で３回目の、忘れられない素敵な出会いを果たしました。
ずっと書きたかった記事なのでやっとかけて嬉しい！！！
（さっさと書けばよかっただけというのは置いておいてください笑）
当時起こった出来事は今でも鮮明に覚えているので、皆さんにあのときの気持ちを少しでも多く伝えられるように文章にします！！！
朝６時半に起き、７時半のバスに乗って２時間半かけてここまでやってきました。
お値段は1500円とまあまあです。
しかし、リヨンは晴れていてうきうきでここについたら
雨
( ;∀;)
折りたたみ傘をホステルに置いてきてしまったので、雨具を買うしかないのですが
スイス！！！！物価が高すぎる！！！！！！！
カッパ、1300円
( ;∀;)
100均で売ってるかのような素材なので、購入してすぐに破けました。
普通に泣きました。
こなきゃよかった！！！！！！
ついた瞬間に後悔を始めるも、予約した帰りのバスは18時。
18時まではいなければなりません。
泣きたい…
連日太陽に殺されそうなくらい暑かったのに、
今は寒いし雨降ってるし、
なんかもう眠いし。
帰りたい…
レマン湖の大噴水も
おしゃれ花壇の時計も
サンピエール大聖堂のステンドグラスも
何も私を癒してはくれない…
レマン湖の噴水に至っては、雨に追い討ちかけて近づくとビシャビシャにしてくるし、なんかもう、RPGのボスにしか見えない。。
大聖堂に向かう途中、ピアノの音が聞こえてきたので、
音の聞こえる方に向かい階段をのぼってみるも、
空は相変わらずどんより。
と、ここで、
なぜか他にもここで写真を撮っているカップルがいて、
その人が興奮して私に向かってきたかと思ったら、
「すごい良いあなたの写真が撮れたから、送ってあげる！！メールアドレス教えて！！！」
と、一眼レフの写真をみせてくれる(笑)
優しい人たちだーーーー！！( ;∀;)
と思いフリーのメールアドレスを教えるも、後日、結局その写真は届きませんでした。
悲しい。残念(;_:)
と、こんな感じで、
一通り観光スポットを回ってみるも、雨だし寒いしカッパは破けるし、
カップルの人たちのお喋りは楽しかったけど、
気分はだだ下がり。
とりあえずどこか座って休みたいと思いつつも、物価が高すぎて気軽にカフェにも入れません。
そこで、入場無料の自然史博物館に行くことに！
スイスは税金が高い分、こういうところは無料で入れてありがたい…。
そして
入ってすぐに 寝！！！！
雨で体が冷えていたので、なんとカッパをきたまま椅子に座って寝ておりました。
うん
完全に不審者。(笑)
よく警備員呼ばれなかったなあと思います。
ちなみに私の特技は、
ブログを読んでくれている方は薄々分かってると思いますが、わりとどこでも寝ることです(笑)
外の草原でも美術館の椅子でも、寝ようと決めるとどこでも寝ます(^_-)-☆
こいつ、どこでも寝るな…
と思っていた方、正解！！！！
話は戻りまして、
目を瞑って夢と現実を彷徨いうつらうつら。
あーこのまま寝るな、ってときに
「are you sleepy？」
かわいらしい声が私の近くで囁きました。
驚いて目を開けると、私の目の前に７、８歳くらいの美少年が。
「眠たいの？」
と再び聞かれ
「うん。眠たい」
と答える私。
「どこから来たの？」
「日本だよ」
「日本！知ってる！」
「ねえ、絵本読んで！！」
「え！？あ、、、え……？？？」
と、手を引かれて椅子から立たされる。
あたりを見回すも親らしき人はいない。
私は半分寒さで凍えたまま眠っていて……
え？？？？？？
これ私
もしかして死んだ？？？？？
この美少年は天使で、
お迎えきた？？？
でも天使英語だし、ここは博物館だし
え？？？？？？？
夢？現実？
どっち？？？？？？
と、
寝起ぼけた頭に？？？が飛びっぱなし。
何が何だかわからないまま、カッパを着た私、
絵本コーナーに連れていかれる (笑)
そして何が何だかわからないまま、一緒に動物の絵本を読む。
そしてそしてこの美少年、英語があまり得意ではないことがここで判明。
絵本を読みながらフランス語を話し始めて
何を言ってるかさっぱりわからない！！！
わからないが、かわいい！！！笑
まさかの天使はフランス人。
ここらへんで頭が覚醒してきて、
あ、これ、お迎えでも夢でもないわ。
と、やっと認識しました(笑)
現実と認識したらしたで、この子迷子なんじゃないの？
親はどこ行った？？
という心配が湧きたってきて、
「1人なの？お母さんは？」
と聞くも美少年は
「( ・∇・)？」
の顔を浮かべるばかり
うーむ…
英語で意思疎通できないし、
なんだか私に懐いてくれて楽しそうにしてるし、
まっ、とりあえず一緒に遊ぶか～～～(°▽°)
ってことで、
なんと
自然史博物館を見ず知らずの美少年と回ることに！！
フィクションじゃなく現実です(笑)
絵本に飽きた美少年に
あっちに行こう！！
と再び手を引かれ、
いろいろ展示物を見て回ると、かなりクオリティの高い剥製の数々。
すごい！！！！！
この猫とミーアキャットがかわいすぎる…
気持ちが高ぶって来るうちに体の冷えも収まり、
ついに脱カッパ！！！
（いつまで着てたんだ、っていう笑）
私の手を引っ張りながら、動物をフランス語で教えてくれる美少年がもう、
かわいいのなんの。
私も楽しくなってニコニコ。
ライオン！！！
サバンナ！！！
なんだっけこいつ
ライオンキングにでてくる…
それに海洋生物まで！！！！
２階からの景色
全体像はこんな感じです。
これが、無料…？
さっきまでただの休憩所としか思っていなかった場所が、こんなに楽しいところだったとは…
一瞬で税金が高いスイスを許す気になる(笑)
その後、美少年はパソコンルームをみつけて大はしゃぎ。
楽しそうに遊んでいるのを見守っていると…
「ルーイ！」
「！！！！！！」
ママ（美人）、登場！！！
よかった！！親ちゃんといたんだね！！！
迷子じゃなかったんだね！！！(；▽；)
そして、ここでやっと美少年の名前も発覚(笑)
ママだよーと私に紹介してくれる美少年、もといルーイ。
なんだかんだ１時間くらいずっとルーイと遊んでいた私ですが、
お母さん実は探し回ってたんじゃないの！？
と焦り
「あ、あの私はなつみというもので…」
と、名乗ったところでお前誰なんだという話ですがとりあえず自己紹介をする( ；∀；)
やばい嫌な顔されるかも…
カッパは着てないけど…
と、どきどきしてたら
「初めまして！ルーイと遊んでくれてありがとね！！」
とニコニコしながら握手してくれました
( ;∀;)
よかったああああああああ
探し回っていた様子もなく、この博物館はどうやらよく来るようで、
遊んでおいで～
と一人で遊ばせていたようです(笑)
自由！！！！
ルーイ、
カッパ着て博物館のソファで寝てる顔面真っ黒のいかにも怪しい女(私)
に話しかけてるけど大丈夫か？！
しかもそのまま手を引いて一緒に遊んでるけども！！
そんでなんだかんだ1時間以上一緒に行動してるけども！！！
私が本物の不審者(？)
じゃなくてよかったよお母さん！！！
( ;∀;)
と心の中で怒涛の突っ込みをしましたが（笑）
でもルーイのおかげでここに来てから曇っていた私の心が、ぱあっと明るくなりました。
遊んでもらったのはむしろ私の方。
私に声をかけてくれてありがとう。
私を見つけてくれてありがとう。
と、本当に本当に、心からの感謝の気持ちでいっぱいになりました(;_;)
そして、
ルーイとママとお別れして、外に出ると
晴れてる！！！！！！
まるで私の感情に呼応するかのような、いい天気！！！
さっきまでびしょびしょになりながらどんより見ていたレマン湖の大噴水、
今は輝いています！！！
お花の時計がある公園も美しい！！！
そして今がチャンスとばかりに海水浴を始める現地の人々(笑)
私も白鳥と戯れて、アイスを食べて晴れたジュネーブを満喫！！！
ああ。
ジュネーブってこんなに綺麗な街だったんだな。全然気づかなかったなあと、
この景色を眺めながら思いました。
幸せな気持ちいっぱいで、18時のバスでリヨンに帰還( ＊˘ ˘ )
結果、旅で３本の指に入る忘れられない思い出ができる小旅行になりました。
終わりよければすべてよしとはまさにこのことで！！！
もしあそこでルーイが私に声をかけてくれなかったら、
スイスにきたことをすごく後悔して帰るところだったなと今でも思います。
早くバスで帰りたい、と思っていた数時間後にこんな出会いがあるとは。
本当に、彼は私に舞い降りてくれた天使でした。
今も心の底から感謝しています。
ずっと大切な思い出です。
小さな天使との出会いのお話でした。
それではまた次回
なつみ(๑˙❥˙๑)
〜おまけのコーナー〜
ルーイとの思い出の記事を書けて大満足ですが、多分覚えてないことがちらほらあるんだろうなあと思うとこの記事だけでもリアルタイムで書いておけばよかった、と若干の後悔があります。。
ちなみにルーイのお母さんとは連絡先を交換して、先日3年ぶりにメールを出したのですが、
返事は来ませんでした。
もう使っていないのか、はたまた見ていないだけなのかはわかりませんが、
ルーイの近況を知りたかったなあと思います。
向こうは覚えてないと思いますが！笑
いつかまたどこかで会えたら良いな( ˘˘ )
